カウンセラー紹介

主宰カウンセラー

原則、お申込みのケースは主宰カウンセラーが責任をもって担当しています(女性担当などリクエストがある場合はお知らせください)。

永井 撤(ながいとおる)

臨床心理士(No.00356)、首都大学東京名誉教授、東京都立大学特任教授(名前の漢字は 永井徹 ではなく、手偏の「撤、てつ」と表記します)

【略歴】
1955年生。横浜国立大学教育学部卒、東京都立大学大学院博士課程修了後、東京都立大学助手、助教授、教授、首都大学東京(東京都立大学)大学院教授を経て、現在、首都大学東京名誉教授、東京都立大学特任教授。

【主な臨床歴・臨床実践】
これまで山王教育研究所、都内区立教育相談室、横浜心療クリニックに勤務。東京都立大学の心理相談室の開設にかかわり、2020年の退官までプレイセラピー、親面接、SVを30年ほど実践。現在は原町田心理相談室のほか、私立校(穎明館中学・高等学校)のSCや大学(総合研究大学院:JAXA宇宙研・明治薬科大学)の学生相談を行っている。

【社会的活動・アドバイザー・スーパーバイザーなど】
横浜いのちの電話評議委員、横浜市いじめ問題調査委員会委員、川崎市子ども家庭センタースーパーバイザー、公的相談機関(教育相談・児童相談所・子育て支援)のスーパーバイザー(横浜市、川崎市、藤沢市、平塚市、練馬区、新宿区、品川区、江戸川区ほか)、大学附属の心理相談室や学生相談室のスーパーバイザー・ケースコメンテーターなど

[講演・研修講師] 近年では、2021年5月:学生相談学会ワークショップ講師 2021年7月:神奈川県臨床心理士会全体研修 2022年9月:東京都公認心理士会研修会講師など

【主な著書】
「対人恐怖の心理~対人関係の悩みの分析」サイエンス社(1994)
「不登校の心理~カウンセラーの立場から」サイエンス社(1996)
「子どもがつまずく時~心理臨床実践ノート」ブレーン出版(2003)
「子どもの心理臨床入門」金子書房(2005)
「実践から学んだ心理臨床」人文書院(2008)
「心理面接の方~見立てと心理支援のすすめ方」新曜社(2013)
「心理臨床の親面接~カウンセラーの基本視点」北大路書房(2021)等

ごあいさつ

 

  21世紀になってから、時代はますます変わってきています。経済・効率重視のたえまない競争に加えて、さまざまな自然災害、人的災害、そして今年、2020年に起きた新型コロナ問題は、世界規模での苦しみや不安を多くの人に強いています。このような時代において、心理臨床に身を置く私にできることは、あくまで、人と人とのつながり、関係性を続けることで、人を支え続けていくことだと考えています。一人の人を尊重し、その人をできるだけふかく理解しようと努めること、それによって築かれる関係性を、今のような時代だからこそ、大切にしていきたいと考えています。

 しかし、人と人との関係は、なかなか思うようにいかず、それがまた、さまざまなこころの問題や悩み事を生みだしていると考えられます。カウンセリング・心理療法では、人との関係性において傷ついたり、うまくいかなかった思いをもつ人が、あらたにカウンセラーとの関係性を築いていくなかで、その傷を修復したり、見直したりすることが大切になってきます。ただしそのためには、自分自身を振り返ったり、考えたりしていくことが必要になります。

 長年の臨床実践と専門家養成に関わった経験を基に、さまざまな問題で困っている方や、ご家族のことで悩んでいる方、また支援者としてサポートを必要とされる心理職の方々にささやかながらお役に立てればと思っています。

2020年8月 永井 撤

カウンセラー 永井撤

 

 

スタッフ(心理職の方から仲介があった場合、女性担当をご希望の場合などに対応しています)

白砂佐和子(しらすな さわこ)
臨床心理士/公認心理師。早稲田大学文学部心理学専修卒、東京都立大学大学院心理学専攻修了。心療内科・精神科の病院、クリニック、大学の学生相談、大学附属の心理相談室(親子の教育相談)等で勤務。獨協大学・聖心女子大学等で非常勤講師(~2021年)。医療・教育領域での臨床経験歴20年以上